金澤 正人写真展
2011.09.15
darkness & brightness
資生堂宣伝制作部で、20年にわたって広告写真を撮り続けてきた金澤正人さんが、初めて個展を開催する。
作品はモノトーンの花と女性のヌード。金澤さんの仕事柄、派手な作品をイメージしているといい意味で裏切られる。
銀塩プリントをした事のある人は、このヌードを見たら「リスフィルム」「ソラリゼーション」という手法を思い出すだろう。
逆に若い人は「Photoshopでどうやって作ったの?」と思うかもしれない。
答えは「リスフィルムでモノクロネガの反転を繰り返してコントラストを上げて行く手法を、PC上で再現した」。
黒バックで女性を撮影。エッジを光らせたライティングを想像すると、それを反転したイメージが沸くのではないだろうか。
花のほうは光を極端にやわらかく、また暗くして撮影している。
美しいと思うだけでなく、そのフォルムから女性というものを感じられるか、それを意識して撮影したそう。
その2つを組み合わせることで、金澤さんの女性像が感じ取れるのではないだろうか。
大阪梅田でも開催されます。2011年9月22日(木)~ 9月28日(木)
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