ビダルサッスーン伝説
2010.07.05
BOTICELLI 1975年
ボッティチェリの絵画に登場する女性のモデルを連想させるところからネーミングされた名作。トップのストレートな毛流れと、フロント、サイドにかけての毛先の強いウエーブの対比が新鮮だった。カットはダリル・ベンソンといい、その才能は評価が高かった。パーマは夫人のアリソンが担当。ダロは日本贔屓で、浮世絵をこよなく愛している。日本髪の女性の襟足にヒントを得て、その発想から生まれたのが「DARRYLL(ダリルもしくはダロ)
(1976年)と呼ばれたコンケーブの作品。その鋭角的な作品と比べて、まったく対照的なソフトなライン「ボッティチェリ」を共に発表していることで、芸域の広さでもダロは名声を博した。